K's blog

「私」の有責性と原発

きょうは暖かくなりそうだ。ありがたいことである。天はかくも過酷な試練を私たちに与えたが、このような恵みも与えてくれる。日常のさりげない恵みがありがたいことを、僕は学んでいる。

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2011/03/19 10:43:06

震災時の年度末予算消化法（研究のススメ）

2011/03/19 10:29:12

「疎開」しても可能な感染症診療（もちろん神大感染症内科でも）

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r985200000156kq.pdf

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2011/03/18 12:07:54

時計の針と、天罰

時計の針を戻せたら、とこれまでの人生で何度となく悔やんできた。今ほど「あの時に戻れたら」という思いが強くなったことはない。

あれから一週間になる。あの日、午前中は週１の総合診療外来で、アルコール性肝炎疑いの患者や下部消化管出血の患者を診ていてあれやこれやで忙しい日だった。「今日はとんでもない日だな」と思っていた。甘い我が身とはいえ、これほどまでに甘くて見当違いな見通しはなかった。

あの時に戻れたら、と思う。時計の針を戻せたら、と思う。しかし過去を振り返ってもあの時には戻れない。僕らは未来に向かってしか、動けない。

30年ほど前、アメリカでエイズが勃発したとき「これは天罰である」と言った人がいた。そういう人は決まって自分はエイズではない人である。自分だけは関係ないアウトサイダーだけが、このような無慈悲な言葉を口にできる。天はそもそも、慈悲を与えるものではないだろうか。

「天罰」を口にした人は、今ごろ「時計の針を戻せたら」と悔やんでいるだろうか。それとも、「この程度の口災、どうということはない」と楽観しているだろうか。

それが決まるのは（たぶん）来月。それを決めるのは、あなたたち、一人一人

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2011/03/18 11:07:06

医療従事者の知っておきたい 2011年の東北地方太平洋沖地震と感染対策

先にのべた内容をINFECTION CONTROLにまとめました。リンクフリーです。メディカ出版様に感謝します。なお、HTML版も準備中とのことです。

http://ic.medica.co.jp/iwata.pdf

ほかにもいろんな情報がアップされています。ご活用ください。

http://www.medica.co.jp/information/view?id=191

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2011/03/17 13:59:30

被災地に一つだけ経口抗菌薬を持っていくとすれば（成人用）

2011/03/17 13:42:44

選択肢がある恵み

内田樹先生が「疎開のすすめ」を書き、これを小島信夫さんが難じている。

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2011/03/17 1:48:46

臨床感染症の試験（神戸大学感染症内科）

神戸大学病院感染症内科の後期研修医には、臨床感染症、臨床微生物、臨床抗菌薬学、感染管理、倫理・コミュニケーションの試験を課している。すべて合格しないと卒業できない。時間は１８０分。A-D判定で、Ｃ以上で合格です。よかったら挑戦してみてください。

以下の問題から3問好きなものを選んで解答してください。問題をよく読んで出題の意図を理解して解答すること。字数制限はありませんが、長く書いたからといって加点はしません。

１．65歳男性。4日前に地震と津波のために避難所で寝泊まりしている。昨日からの発熱、咳嗽を訴えて来院した。あなたは200床の病院で働いている救急医である。どのようにこの患者にアプローチすべきか。状況に留意してまとめよ。

２．20歳女性。既往歴なし。3年前からの発熱を訴えて外来受診した。診断のアプローチを示せ。

３．外来診療における膀胱炎で尿培養は必要かどうか。根拠を示して論ぜよ。

４．Ｂ型肝炎について臨床的にまとめよ。

５．3歳の女の子。右手関節の腫脹と発熱が3日前から続くというので来院した。診断のアプローチを示せ。

６．飼っている犬の便からイヌ回虫が見つかったとやってきた母親と6歳女児。どのようにアプローチすべきか。