日本医大北総病院薬剤部の浜田康次先生は、抗菌薬サークル図データブックという極めてユニークな本をお出しになっている。すでに改訂版も出て、点眼剤編も出ているという手の込んだ(まにあっくな?)作品群だ。僕らがうろ覚えしやすい細かいところも図を見ればすぐに分かるので重宝していた。ただ、たとえポケットに入るといっても他のポケット本に埋もれてしまってかさばるのが難点だった。
というわけで、待ちに待ったiPhone appである。これは実に便利。他の抗菌薬との比較もできるという点でも視覚的に抗菌薬を理解できるという意味でもiPhoneの特性をよく生かしている。m3.comからm3ライブラリーをダウンロードして、購入すれば入手できる。
難点は、画像を拡大できないこと(やり方あったら教えてください)。最近老眼気味なせいか、小さい字が読みにくい。僕らの世界ではサンフォードが読めなくなったら引退の時期、、、なんてジョークもあるけど。iPad版がでればよいのかもしれないが、あれは回診に持ち出したら「絶対に」病棟で無くす自信あり。こないだ、ほかの書類と一緒にシュレッダーに入れそうになったし、、、(x x)
その昔、僕はPalmでアンチバイオグラムを開発しようとサンフランシスコの専門家と協議していたこともあったが上手くいかなかった。iPhoneで簡単なアンチバイオグラムアプリ、だれか作ってくれないかあな。